ユニフォームがもたらす3つの効果|選ぶ際に重視するべきポイント
ユニフォームがもたらす3つの効果|選ぶ際に重視するべきポイント
業界や職種を問わず、ユニフォームは様々な企業で使用されています。ユニフォームの着用には、社員のモチベーションや満足度の向上などといったメリットが存在するため、ユニフォームの採用を考えている企業の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ユニフォームがもたらす効果や役割について紹介します。ユニフォーム選びで重視したいポイントや、ユニフォーム製作を依頼する会社の選び方も、紹介しているため、あわせて確認しましょう。
目次
1.ユニフォームがもたらす3つの効果と役割
作業服や白衣、事務服など、ユニフォームを採用している企業は数多く存在します。会社がユニフォームを支給することには様々なメリットがありますが、自社に合ったユニフォームを採用しなければ、メリットを十分に得ることはできません。
ユニフォームは、心理的な側面からも実務的な側面からも必要とされるものです。ここでは、心理面から見たユニフォームの必要性や、ユニフォームがもたらす効果、ユニフォームが果たす役割について紹介します。
1-1.企業の宣伝広告になる
ほとんどの場合、ユニフォームには会社ロゴやマークの刺繍、ワッペンを施します。社名ロゴだけでなく、会社独自のデザインを採用する企業も珍しくありません。
ユニフォームは、「一目見ただけでどこの企業の従業員か分かるようになっている」ことが特徴です。社名が入ったユニフォームは、一目見れば会社名を認識できるため、ユニフォームを着用して社外を歩くだけで、所属している企業の宣伝広告となります。
ユニフォームは「動く看板」であるとともに、着用している方の所属を示す記号としての意味もあります。ただの作業着・仕事着ではなく、社会的な立場を示す服装であることを従業員が自覚するということも、ユニフォームの心理的な効果の1つといえるでしょう。
1-2.従業員のモチベーション向上につながる
ユニフォームは、着用している方が「どこの企業に所属しているのか」「どのような職種で働いているのか」ということを、明確に表す記号としても機能するアイテムです。
社会的な評価が高い企業や職業、人気の高い企業や職業の場合、「その企業のユニフォームを着られること」に社会的ステータスや優位性を感じる方も珍しくありません。社会的評価や人気が高い企業(職業)ではなくても、「企業の一員として働くこと」に誇りを感じている方は、ユニフォームを着ることでモチベーションが向上するでしょう。仕事に対して使命感ややりがい、責任感をもっている方も同様です。
また、ユニフォームには、仕事モードとプライベートモードのオン・オフを区別する役割もあります。生活にメリハリをつけられるため、仕事の効率も上がるでしょう。
1-3.仲間意識や連帯感が生まれる
学生時代の制服や部活動のユニフォームなどからも分かるように、同じユニフォームを着用することは、同じ集団・チームに所属していることを表しています。
企業独自のユニフォームを着用することで、従業員の間で仲間意識や連帯感が生まれると、従業員間のチームワークもよくなるでしょう。新入社員など、チームに新しく入ってくる従業員も、ユニフォームがあれば、職場に溶け込みやすい雰囲気ができることが期待できます。
同じユニフォームを着用するだけで、一体感や連帯意識が生まれます。スタッフの調和を重視する企業の方や、集団意識を高めたい企業の方は、ぜひユニフォームの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ユニフォームには、ここまでに解説した心理的な側面もありますが、当然ながら実務的な側面から見た必要性も存在します。
ユニフォームは業務中に着用するものです。職業や業務の内容に合わせた適切なユニフォームを選ぶことで、従業員が安全かつ衛生的に、効率良く業務をこなせるようになるでしょう。
ここでは、ユニフォームを採用する際に、押さえておきたいポイントについて解説します。自社の業務内容に合ったユニフォームを選び、従業員が気持ちよく働ける環境を整えましょう。
2-1.機能性で選ぶ
ユニフォームは、1日中着用する場合が多いため、機能性を重視することが重要となります。素材の通気性やポケットの数、ボタンやファスナーの種類や位置、着心地のよさや着用のしやすさなどを重視しましょう。また、日々の手入れも必要となるため、耐久性や洗濯のしやすさも考慮すべきポイントです。
ユニフォームの素材を選ぶ際には、様々な特殊加工が施された素材もおすすめです。代表的なものには、次のような加工があります。
特殊加工の種類 | 特殊加工がおすすめの職場・業務 |
---|---|
吸水速乾加工 |
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抗菌防臭加工 |
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防風保温加工 |
|
ユニフォームを選ぶ際には、自社の作業内容・業務内容を考慮しながら、必要な機能を選びましょう。特殊加工に関しては、ユニフォームを取り扱う業者と相談することもおすすめです。
2-2.安全性で選ぶ
ユニフォームを選ぶ際には、安全性も重要です。特に火や電気、病原体などを扱ったり、研究開発のために実験を行ったりする職業の場合は注意しましょう。
危険が伴う職場では、従業員の命やケガに関わる事故が起こる可能性もあるため、着脱しやすくシンプルなデザインのものを選ぶことをおすすめします。また、業務内容に合わせて次のような加工を施すとよいでしょう。
特殊加工の種類 | 特殊加工がおすすめの職場・業務 |
---|---|
防火防炎加工 |
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帯電防止加工 |
|
制菌加工 |
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特に食品を取り扱う職業の場合、厚生労働省が定める「HACCP(ハサップ)」に対応したユニフォームを採用することをおすすめします。
HACCPとは、材料の入荷から出荷(提供)までの各工程で、適切な衛生管理が行えていることをチェックする方式のことです。
髪の毛やユニフォームのゴミ・チリなど、発生が予想できる異物を予防できて、清潔感をキープできるユニフォームを選びましょう。白の無地など、汚れが分かりやすい色やデザインであることもポイントです。
2-3.戦略的視点で選ぶ
ユニフォームには前述したように、宣伝広告・企業イメージの印象付けの役割を果たしたり、従業員の一体感やモチベーション向上に効果があったりします。
店名や社名、企業のロゴなどを入れたり、他社とイメージがかぶらないような色彩やデザインにしたりするなど、オリジナリティも大切にしましょう。社外の方から見て不快感や威圧感がなく、安心感のあるデザインであることも重要です。
ユニフォームの採用を考える際には、ユニフォームを製作する目的を明確化することが最も重要です。目的と予算に応じて、着用する従業員の方々の希望や意見を取り入れながら、自社に合った快適なユニフォームを作りましょう。
3.最適なユニフォームを選ぶためにはユニフォーム会社選びも重要!
「ユニフォーム」と一口に言っても、社会には様々な種類のユニフォームが存在しています。目的や用途から考えると、ユニフォームの種類は以下の4つに分類されます。
目的・用途 | |
---|---|
ビジネス (企業) |
|
スクール (学校) |
|
スポーツ |
|
他の諸団体 |
|
どの分野のユニフォームにも「着用者どうしの結束を強め、帰属意識をもたせられること」という共通点があります。また、ユニフォームごとに、様々な目的・用途があることも忘れてはなりません。ユニフォームの製作会社には、様々なニーズに合ったユニフォーム製品を開発している企業があるため、ユニフォームを注文する際は相談してみましょう。
自社の目的やニーズに合わせて最適なユニフォームを選ぶためにも、長年の実績やノウハウがあるユニフォーム会社を選ぶことが重要です。経験豊富で信頼できるユニフォーム会社に依頼し、満足のいくユニフォームを製作しましょう。
ユニフォームには、従業員の組織への帰属意識を高め、仕事へのモチベーションを向上させたり、従業員どうしの連帯感を高めたりする効果があります。また、社外の人間への宣伝効果があることも、ユニフォームの特徴です。
自社の業務内容に応じた機能性や安全性、予算などといった条件を考慮し、実際に着用する者の声を取り入れながら、満足できるユニフォームを選びましょう。
ユニフォームを製作する際には、長年に渡る実績や、ユニフォーム・服に関する様々なノウハウがあるユニフォーム会社を選ぶことが重要です。信頼できるユニフォーム会社を選び、自分たちに合ったオリジナリティのあるユニフォームを作り、安心して働ける環境づくりを行いましょう。
ユニフォームがもたらす効果に関するよくある質問
ユニフォームがもたらす効果に関するよくある質問をご紹介します。
ユニフォームがもたらす効果とは?
ユニフォームがもたらす効果には以下の3つが挙げられます。
- 企業の宣伝広告になる
- 従業員のモチベーション向上につながる
- 仲間意識や連帯感が生まれる
ユニフォームを選ぶ際に重視したいポイントは?
ユニフォームを選ぶ際に重視したいポイントは以下の3つが挙げられます。
- 機能性で選ぶ
- 安全性で選ぶ
- 戦略的視点で選ぶ
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