事務服の選び方|6つのポイントと注意点

事務服の選び方|6つのポイントと注意点

さまざまな企業で事務服が導入されています。そのため、自社でも事務服を導入しようと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、どのようにして事務服を選ぶべきなのか、どのような事務服がおすすめなのか分からない人もいるでしょう。

そこで今回は、事務服の選び方について解説します。事務服を選ぶ際のポイントや注意点を詳しく紹介するため、事務服を導入しようとしている経営者や、これから事務服を購入しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

銀行など、事務服を見る機会は日常生活の中に存在します。しかし、事務服の導入がはじめての場合、どのような基準で服を選べば良いか分からないものです。

まずは、事務服を選ぶ際のポイントを6つ紹介します。事務服の選び方で悩んでいる人は、ぜひ当項目を参考にしてください。

1-1.着用する人の職種

職種によって、どのような服装が人気であるのかは大きく異なります。そのため、事務服を導入しようとしている業界において、どのような職種にどういった服装が多いのかを調査しておくことは、非常に重要なことです。

業界ごとのポイントは、以下の通りです。

医療現場
病院など、医療現場の事務服では、白を基調とした綺麗めなユニフォームがほとんどです。今風のおしゃれな服装は、高齢者や患者に好まれないこともあるため、注意しましょう。

接客が多い業界
接客相手に応じて事務服を選ぶことがおすすめです。接客相手がビジネスマンである場合は、ファッション性の高い事務服も候補に入れましょう。

金融業界
金融業界の事務服は、フォーマルなものが好まれる傾向にあります。企業のイメージを持ってもらうためにも、同業他社とは異なる服を選ぶことがおすすめです。

1-2.事務服のサイズ

基本的に事務服のサイズを選ぶ際のポイントは、普段着用する洋服を選ぶときと変わりません。ただし、事務服は普段着とは使い方が異なります。そのため、仕事内容に適しているかを考慮した上で、事務服のサイズを決める必要があります。また、着用する人の体型や性別についても考慮しなければなりません。

事務服のサイズを決める上で重要なポイントは、以下の通りです。

サイズは適切か
事務服が体に対して小さすぎると窮屈になり、仕事に悪影響が出かねません。
また、大きすぎるとだらしなく見えてしまいます。そのため、体に対して適切な大きさの事務服を選ぶことが大切です。

サイズ展開は揃っているか
事務服を着る人の体型が全員同じということは、ほとんどありません。どのような体型の人でも着られるようなサイズ展開があると、従業員に喜ばれます。
特に、上下でそれぞれ違うサイズを選べる事務服がおすすめです。

背中や脇のゆとりはあるか
上半身の事務服は背中や脇にゆとりがあるものを選びましょう。
事務服は、仕事をする際に着用するものです。そのため、仕事がしやすい事務服を選ぶことが重要です。

ウエストやヒップのゆとりはあるか
パンツ・スカートのウエストやヒップにゆとりが無いと、着用者に不快感や吐き気を感じさせてしまいます。
女性の場合は、しゃがんだ際に下着が見えないか、透けないかも併せて確認した上で、事務服を選ぶようにしましょう。

汚れが目立つかどうか
事務服を頻繁に買い換えると、コストがかかってしまいます。そのため、長く着続けられるよう、汚れが目立たない事務服を選ぶことがおすすめです。

1-3.事務服の機能性

事務服は毎日着るものであるため、機能性が高いものを選びましょう。特に、自宅でも洗濯できるイージーケア加工が施された事務服がおすすめです。クリーニングに出す必要がなく、少ない枚数で着回すことができます。

医療現場の場合は、防汚・抗菌加工された素材の事務服を選ぶと良いでしょう。また、外を出歩く機会が多い営業の場合は、通気性が高く、吸汗速乾機能がある生地を使用した事務服が最適です。

1-4.着用する季節

季節に合わない事務服は働きづらく、生産性が落ちてしまう上、周囲から見ても違和感を感じさせる可能性があります。そのため、着用する季節も考慮しつつ、事務服を選ぶことが大切です。

事務服は商品によって、春夏・秋冬・通年とシーズンが分けられています。中には、同じデザインのもので春夏・秋冬の両方が展開されていることもあるため、気に入った商品があれば、春夏・秋冬をセットで揃えることがおすすめです。

事務服をセットで揃えられない場合は、企業に相談し、同じデザインで季節に応じた事務服を作ってもらえないかを相談してみると良いでしょう。

1-5.関連するアクセサリーの有無

職種によっては、スカーフ・ネクタイ・靴・ベルト・リボンなど、関連するアクセサリーの用意も必要となります。また、アクセサリーを付け足すことで、企業の印象を大きく変えることもできるため、事務服を選ぶ際にはアクセサリーの有無についても忘れないようにしましょう。

アクセサリーの中でも、特にスカーフがおすすめです。ジャケットやパンツより比較的に安く購入できるアイテムである上、柄や巻き方でアレンジすることができます。

アクセサリーを使用する際は、お客様に覚えてもらえるよう、会社のイメージカラーを取り入れましょう。

1-6.価格

事務服を導入する際は、経営者視点で価格を見ることも大切です。
従業員の全員に事務服を用意すると、事務服の購入にかかる価格は高額となります。そのため、事務服1セットあたりの価格はできる限り抑えましょう。

事務服を従業員自身に購入させる場合も、価格を抑える必要があります。事務服の価格が高いと、従業員は1セットしか購入してくれません。また、1セットしか購入していないと、出勤日によっては洗濯ができないため、不衛生となる恐れもあります。

支給する場合も、従業員自身に購入させる場合も、適切な金額の事務服を選ぶようにしましょう。

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2.事務服を選ぶ際の注意点

事務服選びに失敗してしまうと、膨大なコストがかかるだけでなく、事務服の導入も遅れてしまいます。

ここからは、事務服を選ぶ上での注意点を紹介します。事務服の導入に失敗しないためにも、これから紹介する2つの注意点をしっかり把握しておきましょう。

2-1.メーカー・ブランドが異なれば基準寸法も異なる

同じサイズ表記がされていても、メーカー・ブランドによって微妙に寸法が異なります。なぜなら、メーカー・ブランドごとにイメージしているスタイル・働き方のお客様像があるためです。

着心地の良い事務服を選びたい場合は、事前に以下のヌードサイズを測っておきましょう。

上半身
  • バスト
  • ウエスト
  • 肩幅
  • 着丈
  • そで丈
  • 裄丈
  • 二の腕周り
下半身
  • ヒップ
  • パンツ丈
  • スカート丈
  • 股下
  • 股上

また、ヌードサイズは、仕上がりサイズとは異なる点にも注意してください。ヌードサイズは体のサイズ、仕上がりサイズは実際に着る事務服のサイズです。ヌードサイズと同じ仕上がりサイズの事務服を選んでしまうと、窮屈に感じてしまいます。

ジャケットを着たりタックインをしたりする場合も、サイズ感が微妙に異なるため、注意しましょう。

2-2.ぴったりサイズでは体を動かした際のゆとりがない

事務服を導入する際、ただヌードサイズに合った事務服を選べば良いということではありません。体を動かす作業の場合、ぴったりサイズの事務服だと不都合が出てくる可能性があります。そのため、事務服を選ぶ際は、ぴったりしたものよりも多少ゆとりのある事務服を選びましょう。

事務服にゆとりがあるかを確認するためには、試着することがおすすめです。
事務服を試着する際に確認すべき点は、以下の通りです。

トップス
  • 腕を上下・前後に動かした際、普段の業務でするような動きができるか
  • ジャケットやベストを着用している時と、脱いでいる時の動きやすさは変わらないか
  • ブラウスやシャツ1枚でも下着が透けないか
ボトムス
  • 椅子に座ったり、しゃがんだりした際に、ゆとりがあるかどうか
  • レディースの場合、しゃがんだ際に下着が透けないか

上記の点に注意した上で、自社や従業員に適した事務服を選ぶようにしましょう。

事務服の選び方に関するよくある質問

事務服の選び方に関するよくある質問をご紹介します。

事務服を選ぶ際のポイント

6つのポイントはこちらです。

  • 着用する人の職種
  • 事務服のサイズ
  • 事務服の機能性
  • 着用する季節
  • 関連するアクセサリーの有無
  • 価格

事務服を選ぶ際の注意点

事務服を選ぶ際の注意点はこちらです。

  • メーカー・ブランドが異なれば基準寸法も異なる
  • ぴったりサイズでは体を動かした際のゆとりがない
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まとめ

事務服を選ぶ際、ぴったりサイズにしてしまうと、従業員によっては窮屈に感じてしまいます。反対に、大きめサイズを選んだ場合、お客様にだらしのない印象を与えることも少なくありません。

また、事務服を着用する人の職業や業界によっても、事務服の選び方は異なります。事務服を導入する際は、今回の記事で紹介した事務服を選ぶ際のポイントや注意点を参考に、自社や従業員に最適な事務服を選びましょう。