食品工場白衣の選び方は?選ぶためのポイントや注意点をご紹介
食品工場白衣の選び方は?選ぶためのポイントや注意点をご紹介
食品工場で働く場合、どのような服装を着用してもいいというわけではなく、さまざまな基準や注意点を踏まえた上で選ぶ必要があります。
どのように選べばいいのか、正しい白衣の着用方法や食品工場において白衣が大切な理由をご紹介します。
食品工場に適した白衣の選び方
食品工場に適した白衣を選ぶ際には、以下の6つのポイントを意識しましょう。
- 帯電防止かどうか
- ウエストがゴムになっているか
- ポケットがないか
- サイズが適切か
- 体毛落下防止インナーが付いているか
- 袖口にリブが付いているか
それぞれ具体的にどのような点を意識すればいいのか解説します。
帯電防止かどうか
着用している白衣が静電気を帯びてしまうと、空気中に含まれる埃やゴミが付着しやすくなってしまいます。
白衣の中には帯電防止といって、静電気が起こりにくい作りの製品も存在します。
帯電防止の白衣であれば埃やゴミが付着しづらく、食品にそれらが混入してしまう可能性を減らすことができるでしょう。
ウエストがゴムになっているか
ウエストにゴムがついていない白衣の場合、ベルトを着用してウエストサイズに合わせる必要があります。
ベルトを外部から持ち込んで着用したまま作業することになってしまうため、外部のゴミや汚れを持ち込んでしまうことになりかねません。
ウエストにゴムが入っていればベルトを着用する必要もないので、ゴムでウエストを調整できるものを選びましょう。
ポケットがないか
ポケットがついている白衣の場合、ポケットの中にゴミが入っている場合やポケット部分が工場内の設備に引っかかってしまう危険性があります。
そのため、食品工場用の白衣を選ぶ際はポケットがついていない白衣を選びましょう。
サイズが適切か
食品工場に限ったことではないですが、白衣を選ぶ際は自身のウエストや身長に合った適切なサイズの白衣を選びましょう。
ぶかぶかなサイズ感や丈が合っていない白衣を着用してしまうと、歩きづらく転んでしまうリスクや、作業効率が落ちてしまう可能性があります。
しっかりと体のサイズを把握してそれにあったサイズ感の白衣を選びましょう。
体毛落下防止インナーが付いているか
白衣によっては体毛落下防止インナーが内蔵されている製品もあります。
食品工場のような異物混入を極限まで防ぐ必要がある場所においては、体毛の落下も防がなくてはいけません。
体毛が濃い人ほど、体毛落下防止インナーがついている白衣を選びましょう。
袖口にリブが付いているか
袖口にリブがついている白衣であれば、体毛の落下をより厳重に防ぐことができ、袖口からの異物落下も防ぐことができます。
体毛落下防止インナーと合わせてリプ付きの白衣を選ぶことで、より強固に体毛や異物の落下を防ぐことができるでしょう。
食品工場における正しい白衣の着用方法
食品工場において白衣を着用する場合、正しい着用方法が存在します。
以下の手順に従って、2人で着用するようにしましょう。
- 帽子をかぶる前にインナーネットで髪の毛を抑える
- 衛生帽子を被りマジックテープで顎の部分をしっかりと固定する
- もみあげがはみ出ていないか確認する
- 体毛落下防止インナーを着用しパンツの中にしっかりと入れる
- 上衣のファスナーを上までしっかりと締める
- マスクを着用し鼻と口が出ないようにしっかりと覆う
1人で着用しようとすると、しっかりと着用できない可能性があるため、厳重な食品工場で働く場合は必ず二人以上で確認しながら着用しましょう。
食品工場で白衣が大切な理由
食品工場において白衣の着用方法や選び方がなぜこれほど重要なのか、その理由を2点解説します。
異物混入が大問題となってしまう
食品内に髪の毛やゴミなどの異物が混入してしまい、そのことが発覚すると大問題となってしまい、同様の製品の回収や工場内の検査などに繋がってしまいます。
また、気づかずに消費者の口に入ってしまい、体調を崩したり病気になったりしてしまうと、さらに問題となってしまうでしょう。
このような異物混入を防ぐためには、白衣を正しい方法で選んだ上で着用することが大切なのです。
食品の品質が保たれない
作業員によって着用している白衣の仕様が異なったり、同様の白衣であっても古くなっていたりする場合、生産する食品の品質にばらつきが生まれてしまう可能性があります。
食品の品質に差が出てしまうと、商品の売れ行きにも影響が出るでしょう。
こうした事態を避けるためにも正しい白衣をしっかりと着用することが大切になります。
食品工場の暑さ対策に涼しい白衣の選び方
食品工場の中は非常に暑く、夏場は特に辛い環境に置かれることが多いです。
そういった中で少しでも涼しく快適に働くための白衣の選び方もご紹介します。
ドライ機能が付いているか
夏場は汗をかきやすく白衣が蒸れやすいため、汗を吸収してくれるドライ機能がついている白衣がおすすめです。
吸収した汗を発散してくれる機能も付いていると尚いいでしょう。
少しでも汗を吸収してくれる白衣を選ぶことで、快適に働くことができます。
インナーアイテムを用意する
最近のインナーアイテムの中には、保冷剤を入れ込んだまま着用できるものも存在します。
密閉した空間で暑さに耐えられないという場合は、保冷剤を入れ込めるインナーアイテムを用意しましょう。
休憩時に新しい保冷剤を交換することで、涼しさを保ったまま働くことができます。
通気性がいいか
通気性が悪く密閉した白衣では、温度以上に暑さを感じてしまいます。
そのため、通気性のいい素材で作られている白衣を選びましょう。
倉庫内に風が入らない環境の場合こそ、通気性のいい白衣を選ぶことで少しでも熱を放出することができます。
まとめ
食品工場で働く場合、異物混入や事故を避けるためにも正しい白衣を選び、正しい方法で着用する必要があります。
日本被服では、汚れが目立ちにくい白衣や厳しい管理基準にクリアした食品工場白衣を取り扱っています。
ぜひ一度ご覧になってみてください。