クールビズでポロシャツを着るときの選び方|オシャレに着こなすコツ

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クールビズでポロシャツを着るときの選び方|オシャレに着こなすコツ

クールビズでポロシャツを着るときの選び方|オシャレに着こなすコツ

毎年夏に実施されている「クールビズ」とは、夏場におけるエアコンなどの使用を抑制するため、ビジネスシーンでの服装の軽装化を促すキャンペーンのことです。ただし軽装化と言っても、ビジネスシーンにおけるマナーを守った範囲内での服装にする必要があります。そのため、クールビズのためにポロシャツを着用する際にも、ある程度の基準があります。

そこで今回は、クールビズシーズンに活躍するポロシャツの選び方について解説します。ビジネスシーンにおけるポロシャツの着こなし方や、着用時の注意点もあわせて確認し、企業に適したポロシャツを選ぶための参考にしてください。

「クールビズ」とは、夏の暑い季節でも快適に過ごせる服装・ライフスタイルを選ぶことで、二酸化炭素などの排出量を削減し、地球温暖化の進行を抑えるための取り組みです。

従来のクールビズでは、「ノーネクタイ」「ノージャケット」といった服装が代表的なスタイルでした。
しかし、「スーパークールビズ」が提唱された2012年以降は、スーツ以外に「襟付きのポロシャツ」なども、ビジネスシーンのクールビズウェアとして認められています。

■環境省職員のクールビズにおける服装の可否(トップス)

クールビズ スーパークールビズ
ノーネクタイ
ノージャケット
半袖シャツ
かりゆしウェア
ポロシャツ ×
Tシャツ × ○(無地のものに限る)

◎:着用可 〇:着用できるが徹底されていない ×:基本的には着用不可 

出典:環境省「環境省におけるクールビズの服装の可否」

ビジネスシーンで着用するポロシャツを検討する際は、あらかじめ選び方を把握しておくことが大切です。ビジネスシーンに相応しいポロシャツ、いわゆる「ビズポロ」の選び方を確認し、適切なポロシャツを選びましょう。

1-1.サイズ

ポロシャツをビジネスシーンで着用する際には、カジュアル過ぎない印象にすることが大切です。カジュアルな印象を抑え、ビジネスシーンに相応しいポロシャツを選ぶためには、ポロシャツのサイズに注目しましょう。

オーバーサイズの服を好む人もいますが、サイズが大き過ぎるポロシャツはシルエットが膨らみ、相手にカジュアル過ぎる印象を与える可能性があります。
そのためポロシャツを選ぶ際には、胸まわりやお腹まわり、着丈など着用する人に合ったサイズ感のものを選ぶようにしましょう。

■ジャストサイズのポロシャツの選び方

胸まわり 着用する人の胸囲(バスト)のサイズ+10~15cmほど
お腹まわり 着用する人の腹囲(ウエスト)のサイズ+10cmほど
着丈 お尻が隠れない程度の長さ(ベルトが隠れるくらい)

1-2.色・柄

ビジネスシーンで着用するポロシャツの色は、白や黒、グレー、紺(ネイビー)などの落ち着いた色が定番色となります。濃い色は避けた方が無難ですが、職場や職種によっては、淡い水色やピンクなどのパステルカラー、ベージュなどのアースカラーもおすすめです。

また、ビジネスシーンで着用するポロシャツは、基本的には無地のものを選びましょう。大きなロゴが入っているものや、ボーダー柄、チェック柄、キャラクターの入ったものなど、派手な印象を与えるデザインは避けてください。ロゴを入れる場合は、胸や袖の部分に小さく入れ、ワンポイント程度に止めましょう。

1-3.素材

ビジネスシーンで着用するポロシャツの素材は、着心地の良い「綿(コットン)100%の鹿の子素材」がおすすめです。綿素材は落ち着いた印象や大人っぽい印象を与えるため、ビジネスマンも安心して着用できます。

合成繊維を含む素材には、清涼感素材や吸汗速乾素材、ドライ素材など機能性の高いものもありますが、光沢がある生地も多数あります。光沢のある生地はカジュアル過ぎる印象やスポーティーな印象を相手に与えるため、ビジネスの場では避けた方が良いでしょう。

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2.クールビズでポロシャツを着こなすコツ

ポロシャツは、本来ビジネスウェアとして生まれたものではないため、ビジネススタイルとして相応しい着こなし方をふまえた上で着用しましょう。ここでは、ビジネスシーンやフォーマル感のある場における、ポロシャツの着こなし術を5つ紹介します。ビジネス向きの着こなし実例も、あわせて確認しましょう。

コツ1:ポロシャツの一番上のボタンは留めない

ポロシャツの胸の部分(襟元)には、多くの場合、複数のボタンがついています。ビジネスシーンでは、ボタンをすべて留めた方が良いと思われがちですが、すべてのボタンを留めると、かっちりし過ぎた印象を与えます。
ポロシャツの一番上のボタンは留めずに外しておき、ビジネスカジュアルの程良いリラックス感・ヌケ感を演出しましょう。

コツ2:タックイン(シャツイン)するかどうかはシチュエーションで変える

ビジネスシーンでは、半袖シャツ(Yシャツ)と同様に、ポロシャツも裾をパンツに入れた方が無難です。ただし、職場の雰囲気や仕事の内容、取引先のドレスコードによっては、タックインせず裾を外に出しても問題ありません。
適度なこなれ感を出したいときには、裾を出すタックアウトスタイルが効果的です。

コツ3:汗ジミ予防に肌着を着用

ポロシャツの色柄によっては、汗ジミが目立ちやすくなります。汗ジミや汗のニオイを予防するためには、肌着の着用がおすすめです。
襟ぐりの深いインナーや、綿素材で色が濃いインナーシャツなどの見えても支障がないアイテムを選びましょう。

コツ4:ポロシャツと相性の良いボトムス(パンツ)を選ぶ

ポロシャツをビジネスシャツとして着るときは、ボトムスもポロシャツと相性の良い種類・色を選びましょう。チノパンやスラックスなどを選ぶと、ポロシャツとのバランスもよく、ビジネス感あるスタイリッシュな見た目が実現できます。
パンツは伸縮性(ストレッチ性)のある細身のあるものが動きやすく、ビジネスファッションとして最適です。

ポロシャツとパンツのカラーコーディネートは、同系色にしないことがポイントです。「紺のポロシャツ×ベージュのチノパン」「白のポロシャツ×グレーのスラックス」など、色の組み合わせやバランスも考慮しましょう。

コツ5:足元は革製のシューズがおすすめ

ビジネス用ポロシャツを着るときは、足元にも注意が必要です。カジュアルなスニーカーはカジュアル感があり過ぎて違和感があるため、紐付きの革靴やローファー、レザースニーカーといった革製のシューズを取り入れましょう。

上記のコツを押さえて、ビジネスマナーに合ったポロシャツを着用し、同僚や上司、取引先や顧客に対して失礼のない装いに仕上げましょう。

3.ポロシャツとビズポロの違い

ポロシャツとビズポロ。

どちらも夏の定番アイテムとして親しまれていますが、その違いを明確に理解しているでしょうか。

クールビズでポロシャツを検討している方は、「ビズポロ」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

実は、ポロシャツとビズポロには、ビジネスシーンで着用するかどうかに関わる、明確な違いがあります。

 

ポロシャツは、スポーツやカジュアルな場面で着用されることが一般的です。

一方、ビズポロは、ビジネスシーンでの着用を想定して作られた、いわば「ビジネス仕様のポロシャツ」です。

 

具体的には、襟のデザインやサイズ感、素材などが異なります。

台襟の有無

ビジネスシーンでポロシャツを選ぶ際、重要なポイントの一つに「台襟」の有無があります。

 

台襟とは、襟の付け根部分に立ち上がった帯状のパーツのことです。

この台襟があることで、襟がしっかりと立ち上がり、首元をすっきりと上品に見せる効果があります。

 

一般的なポロシャツは、カジュアルな印象を与えるために台襟がないものが多く見られます。

一方、ビジネスシーンで着用することを想定した「ビズポロ」と呼ばれるポロシャツには、台襟が付いているものが一般的です。

 

台襟があることで、ノーネクタイでも襟元がだらしなく見えず、シャツやジャケットを着ているようなきちんと感を演出できます。

クールビズでポロシャツを着用する場合、特にビジネスシーンでは、台襟の有無が重要なポイントとなりますので、しっかりと確認するようにしましょう。

サイズ感がスリムかどうか

通常のポロシャツとビズポロでは、サイズ感も大きく異なります。

 

カジュアルなポロシャツは、ゆったりとしたシルエットでリラックス感を重視したものが主流です。

一方で、ビジネスシーンで着用するビズポロは、スーツスタイルにも合うように、身体のラインに沿ったスリムなシルエットが基本となります。

 

スリムなシルエットのビズポロを選ぶことで、だらしなく見えることを避け、清潔感のあるスマートな印象を与えることができます。

また、ジャケットを羽織る際にも、もたつきにくく、スタイリッシュに着こなすことが可能です。

 

ただし、スリムなシルエットだからといって、タイトすぎるものは動きにくさや窮屈さを感じさせてしまうため注意が必要です。

自身の体型に合った、適度なゆとりのあるサイズを選ぶようにしましょう。

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4.2種類のビズポロ

ビズポロシャツには大きく分けて「前開きタイプ」と「プルオーバータイプ」の2種類があります。

それぞれ詳しく解説します。

前開きタイプ

前開きタイプは、その名の通り前側にボタンが付いているタイプのビズポロです。

一般的なポロシャツと同じようにボタンを開閉できるため、着脱が容易なのがメリットです。

また、襟元が開くため、ネクタイの着用も可能です。

クールビズ期間中はネクタイを外して着用し、少し肌寒さを感じるときや、オフィスでの重要な会議など、Tシャツよりもフォーマルな装いが求められる場面ではネクタイを着用するなど、シーンに合わせて使い分けることができます。

プルオーバータイプ

プルオーバータイプは、その名の通り頭からかぶって着用するタイプのビズポロです。

前開きタイプに比べてカジュアルな印象を与えるため、オフィススタイルとしては着用を避けた方が良い場合もあります。

しかし近年では、プルオーバータイプのビズポロを取り扱うブランドも増えています。

オフィスの服装規定が緩い場合や、ビジネスカジュアルとして着用する場合は問題ないでしょう。

 

プルオーバータイプのメリットは、スッキリとした見た目が特徴です。

ボタンがないため、前開きタイプに比べてシンプルでスマートな印象を与えられます。

また、コーディネートの幅が広い点も魅力です。

ジャケットのインナーとして着用したり、カーディガンと組み合わせたりと、様々なスタイルを楽しめます。

5.ビジネスの場面でポロシャツを着るときの注意点

ビジネスシーンにおけるポロシャツの着用は、クールビズの取り組みを通して認められるようになってきましたが、すべての年代・業界で受け入れられているわけではありません。ポロシャツは、もともとビジネスシーンで着用することを目的として作られた服ではないため、会社や職種によってはマナー違反となる可能性があります。

特に、顧客と直接やり取りする営業職や、伝統を重んじる堅い会社などでは、ポロシャツはクールビズ期間中の服装として認めていない可能性があるため、注意が必要です。クールビズで服装を軽装化する際には、社内の服装規定を必ず確認しましょう。

ポロシャツを仕事着として着ることは、年代によって受け取り方が異なることも注意してください。仕事中におけるポロシャツの着用は、年配者からの支持率は低めであり、中には不快感を示す人もいます。

会社や取引先などでの反応を敏感に感じ取り、社会人の服装マナーに反していないか、ポロシャツの選び方や着こなし方に問題はないかを判断することが大切です。

6.ポロシャツを制服として導入する場合は日本被服工業がおすすめ!

ポロシャツは、スポーツを行うときや、カジュアルなファッションを楽しみたいときに活躍します。しかし、選び方や着こなし方によってはビジネスシーンでも大いに活躍します。動きやすさや快適さといった面からも、夏の制服としてポロシャツを導入したいと考えている企業も多いのではないでしょうか。

ポロシャツを制服として導入する場合には、様々な業界・職種のユニフォームを手掛ける「日本被服工業」への依頼がおすすめです。

日本被服工業は50年もの間、企業のユニフォームを取り扱ってきた実績があり、ユニフォームに関する卓越したノウハウも備えています。商品のラインナップも多数あり、商品知識を豊富に蓄えたスタッフも揃っているため、自社に適したタイプのポロシャツを見つけることが可能です。

クールビズにおける社内の服装を統一する際は、これまでに3,000以上もの会社に選ばれてきた日本被服工業に相談してみてはいかがでしょうか。

クールビズでポロシャツを着るときのよくある質問

クールビズでポロシャツを着るときのよくある質問についてご紹介します。

ポロシャツの選び方とは?

ポロシャツを選ぶ際は以下の3つの要素に基づいて選びましょう。

  • サイズ
  • 色・柄
  • 素材

ポロシャツを着こなすコツは?

ポロシャツを着こなすためには以下の5つのコツを抑えて着こなしましょう。

  • ポロシャツの一番上のボタンは留めない
  • タックイン(シャツイン)するかどうかはシチュエーションで変える
  • 汗ジミ予防に肌着を着用
  • ポロシャツと相性の良いボトムス(パンツ)を選ぶ
  • 足元は革製のシューズがおすすめ

ビジネスの場面でポロシャツを着るときの注意点は?

顧客と直接やり取りする営業職や、伝統を重んじる堅い会社などでは、ポロシャツはクールビズ期間中の服装として認めていない可能性があるため、注意が必要です。

また、ポロシャツを仕事着として着ることは、年代によって受け取り方が異なることも注意してください。

まとめ

本来、ポロシャツはビジネスウェアではありませんが、クールビズの奨励もあり、ビジネスシーンでも取り入れられるケースが増えています。
夏場における仕事の服装としてポロシャツを着用する場合は、ビジネスシーンに合ったポロシャツの選び方や着こなし方をしっかりと押さえておきましょう。

ポロシャツを制服として導入する際は、ユニフォームの専門業者に依頼することをおすすめします。中でも豊富な商品ラインナップと、50年以上の信頼・実績・ノウハウを持つ日本被服工業であれば、希望に沿った制服を作ることができます。
夏場における制服の制作を依頼する際には、ぜひ依頼先の候補として検討してください。