空調服のサイズの選び方|ダボッとした見た目を避ける方法も紹介
空調服のサイズの選び方|ダボッとした見た目を避ける方法も紹介
真夏の屋外現場や高温の工場などで働く労働者の、働きやすさ向上や熱中症対策として、空調服は大活躍してくれる作業着です。
空調服の採用を考えているけれども、空調服を選ぶにあたってサイズをどうすれば良いか悩んでいる企業の担当者の方もいるでしょう。空調服の機能性を充分に発揮するためには、サイズ選びは非常に重要です。
今回は、空調服の基本的なサイズの選び方や見た目がダボつかずに着こなす方法から、空調服の機能を発揮してより涼しく気こなすコツまでを解説します。空調服のサイズの選び方を知りたい方や、空調服の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.空調服の基本的なサイズの選び方
空調服で適切なサイズを選ぶためには、まずは空調服で涼しさを感じる仕組みについて理解しておくことが重要です。
空調服は、ファンユニットで外からの空気を取り込むことで、服の中に空気を循環させます。服の中の空気が効率的に汗を乾かし、汗が乾燥する際の「気化熱」を利用して涼しさを感じる仕組みです。
汗による気化熱は、体温をコントロールするために人間に備わっている「生理クーラー」であり、空調服はこの仕組みを意図的に利用した作業着となります。従って、空調服で涼しさを感じるためにはある程度の汗をかくことが必要です。
このような仕組みから、空調服のサイズを選ぶ際には、空気の循環を阻害しないために少し大きめのサイズを選ぶことが非常に重要となります。例えば、普段着用している作業着のサイズがMサイズで丁度良い方はLサイズを、Mサイズで少しゆとりのある方は同じくMサイズを選びます。
空調服はサイズの選び方で涼しさを感じる機能性に大きな影響があるため、空調服の仕組みとサイズの選び方は必ず理解しておきましょう。
1-1.半袖・ベストタイプのサイズ選びのポイント
空調服は、動きやすさを重視した半袖タイプ・ベストタイプの製品も販売されています。基本的なサイズの選び方は長袖タイプの空調服と同じで、少し大きめのサイズを選びましょう。
ただし、あまり大きなサイズを選ぶと袖口を絞り切れずに空気が漏れてしまいます。半袖タイプ・ベストタイプの空調服は、袖口から空気が漏れないようにゴムやボタンで袖口を絞る仕組みとなっているため、大きすぎないサイズを選ぶことがポイントです。
1-2.女性向けのサイズ選びのポイント
空調服の多くの製品は男性向けに販売されています。そのため、女性が空調服を選ぶ際は、ワンサイズ下の製品を選ぶことが重要です。男性向けに販売されている空調服はもちろん、男女兼用の空調服の場合も同様です。
また、サイズ表記だけで空調服を選ぶと、着用した際にサイズ感やフィット感がイメージと異なる場合があります。女性の場合はなるべく試着を行い、着用感や空気の流れを入念に確認することをおすすめします。
空調服は空気を循環させることが重要であるため、基本的には普段着用している作業着よりも1つ上の少し大きめのサイズを選ぶことが基本となります。しかし、大きめのサイズを選択した場合、見た目がダボっとするだけでなく、ブカブカで動きにくくなる可能性があります。
ダボッとした見た目となることを避ける方法としては、以下の2点が挙げられます。
■普段の作業着と同じサイズの空調服を選ぶ |
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空調服は、空気の循環を想定して普通の作業着よりもややゆとりを持って作られています。そのため、大きめのサイズを選ばなくても機能性を保ったまま着用できる場合も多くあります。
実際に着用して見た目や空気の循環について問題がなければ、普段の作業着と同じサイズの空調服を選ぶことがおすすめです。 |
■見た目がスタイリッシュな空調服を選ぶ |
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かつての空調服はゆとりを持ったサイズ感に加え、ファンを稼働させるとパンパンになることから不人気でした。しかし、近年では見た目を重視したスタイリッシュな空調服が多数販売されています。
空調服のダボッとした見た目が気になる方は、幅広く製品をリサーチすることで、納得のいく一着を見つけることができるでしょう。 |
上記の方法を取ることで、スッキリとした見た目の空調服を購入することができます。見た目にこだわりのある方は、サイズだけでなく空調服の種類についてもしっかりリサーチしましょう。
3.空調服をより涼しく着るコツ
空調服が持つ機能性を最大限発揮してより涼しく着るためには、ゆとりのあるサイズを選ぶ以外にもいくつかのコツを押さえることが大切です。サイズに注意するだけでは、普通の作業着と変わらないケースもあります。
ここでは、空調服をより涼しく着こなすためのコツを2つ紹介します。空調服が持つ機能を最大限に発揮させ、快適に着用したい方は、ぜひ参考にしてください。
3-1.インナーにコンプレッションウェアを着用する
空調服は風で汗を効果的に蒸発させるメカニズムを利用しているため、中に着用するインナーは吸汗性と速乾性両方に優れたウェアを着用することが基本となります。
空調服のインナーにはさまざまなアイテムがありますが、おすすめのインナーは「コンプレッションウェア」です。コンプレッションウェアはデザインがオシャレなだけでなく、吸水性・速乾性・透湿性に優れており、汗を速やかに乾燥させてくれるため、適度な冷感を維持することができます。
空調服は、組み合わせるインナーにより涼しさが大きく変わります。コンプレッションウェアはまさに理想的な組み合わせで、一度体感すると他の選択肢は考えられなくなるでしょう。
3-2.ファンやバッテリーの寿命に注意する
空調服はファンユニットが服の中に風を循環させることで涼しさを感じる仕組みとなるため、ファンやバッテリーのコンディションにも注意が必要です。
空調服を着用していて、あまり涼しくない場合や風量が弱まってきた場合は、ファンやバッテリーが寿命により劣化している可能性があります。完全に故障してファンが動かなくなると、もはや空調服としての意味を成しません。
このような症状が見られる場合は、早めにファンやバッテリーのコンディションを確認して、劣化や故障が見られる場合は新しいものに交換しましょう。
近年では、空調服に用いられるファンやバッテリーのスペックも優秀な製品が数多くリリースされています。空調服をより効果的に着こなしたい方は、ぜひファンやバッテリーの見直しを検討してみてください。
実際に現場で活用する実用性の高い空調服を求めている方は、「Nippi」に相談することがおすすめです。空調服を購入する際にNippiがおすすめである理由は、下記の通りです。
【Nippiがおすすめである理由】
- ユニフォーム納入・販売において国内トップクラスで、商品ラインナップが豊富にある
- サイズ・機能性・デザインについても充実しており、幅広い選択肢から選べる
- 空調服導入で課題解決を行った実績もあるため、悩みや不安を解決できる提案が可能
空調服の導入にあたっては実用性を重視する必要がありますが、ユニフォームの老舗企業であるNippiであれば、安心して依頼することができます。生産性・作業効率・働きやすさ・職場環境改善・コストなど、空調服にさまざまな期待を寄せている方は、Nippiに相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ファンユニットで汗を速やかに乾かして快適な作業を実現する空調服は、過酷な環境で働く現場系労働者の強い味方です。近年では、ハイスペックなユニットを備えた空調服や、デザインがオシャレな空調服も多くリリースされています。
空調服の機能性を最大限発揮するためには、サイズ選びや着こなし方も重要です。空調服の導入を考えている方は、当記事の情報を参考に、納得のできる空調服を選択してください。
空調服のサイズの選び方に関するよくある質問
空調服のサイズの選び方に関するよくある質問をご紹介します。
空調服の基本的なサイズの選び方は?
空調服のサイズを選ぶ際には、空気の循環を阻害しないために少し大きめのサイズを選ぶことが非常に重要となります。
例えば、普段着用している作業着のサイズがMサイズで丁度良い方はLサイズを、Mサイズで少しゆとりのある方は同じくMサイズを選びます。
ダボッとした見た目となることを避けるためには?
ダボッとした見た目となることを避ける方法としては、以下の2点が挙げられます。
・見た目がスタイリッシュな空調服を選ぶ
・普段の作業着と同じサイズの空調服を選ぶ
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